スタンプラリーのおすすめ景品アイテムとは?景品表示法にも注意
2024.04.01(更新日:2024.04.01)

スタンプラリーはイベントの集客数増加や観光地での回遊率アップなどに効果的です。老若男女問わず参加者は幅広く、子ども連れでも気軽に楽しめるため家族で参加する方も少なくありません。

より多くの参加を促すために参加賞や達成記念を用意するケースもありますが、景品選びに迷っている方もいるかもしれません。景品を配布する際は景品表示法に注意しなくてはならないため、選んだものが法律違反にあたらないかなど、しっかり確認することが大切です。

今回は、スタンプラリーの景品に関する調査結果に加えて、おすすめのアイテム、注意すべき景品表示法の項目などについてご紹介します。

スタンプラリーに興味がある・参加する方は多い

スターティアラボ株式会社の調査によると、スタンプラリーに興味・関心がある人は多く、参加理由については「無料で参加できたから」「観光や町歩きも兼ねていたから」「企画が面白いと感じたから」などの理由が上位を占めていました。また、「景品が魅力的だったから」と答えた層も一定数います。

スタンプラリーに関する内容をSNSで発信、もしくは口コミで紹介したという人数は全体の30%以上を占めています。情報が飽和する現代において、InstagramやTwitterなどのSNSは消費者の主要情報源です。SNSなどの個人の発信から商品・サービスの価値を判断する方も増えているため、参加者自らが主体的に発信する役割を果たしている状況は企業によって喜ばしいことだといえるでしょう。

さらに、先の質問で「発信した」と答えた方に対して「どんな内容を発信したのか」という調査を行うと、イベント情報に続いて「景品」と答えた人数は55%以上と半数を超える結果となっています。

参考:「【第二回】スタンプラリーに関する意識調査レポート」(スターティアラボ株式会社)

景品のおすすめアイテム

スタンプラリーなどのイベントでは「無料で参加できて、さらに景品までもらえた」と好意的に発信してくれる層に働きかけることが大切です。そのためには、イベントの質を高めることはもちろん、景品にも気を配る必要があります。

スターティアラボ株式会社の調査では、「金券、商品券、食品券、宿泊券などが景品だと魅力的に感じる」と答えた方が多いですが、商品券や宿泊券などの高価なものは景品表示法が絡むため、細心の注意が必要です。

また、景品に見合ったイベントを企画するのに大変な労力がかかりますし、コスト面の負担から2回、3回と続けて開催しづらくなるため、息が短いイベントになってしまいます。

それに対して、文具などは低コストで用意でき、かつ企画のたびにデザインの変更なども容易に行えます。同一のシリーズでまとめれば企画の印象にも統一感が生まれるはずです。

景品を文具などにするメリット

景品を文具などにするメリットは、主に以下の4つです。

1.簡単につくることができ、外注しやすい
2.企画ごとにデザインを変更すれば、ベースとなるアイテムは同じでも新しさを演出できる
3.シリーズ化しやすく、コレクション化することで固定ファンを獲得できる
4.低コストなので、スタンプラリーの参加者全員に参加賞として景品を配れる

準備に手間とコストがかからないのは大きなメリットですし、例えば同じシリーズの文房具をノベルティにすれば「全部集めたい」と意欲的になる参加者も増えるかもしれません。

また、「ペン」をノベルティで配るとしても、デザインの異なるものを準備すれば新しく映りますし、「このイベントに参加すれば参加賞として○○がもらえる」とイメージがつけば参加者の頭にも残りやすくなるでしょう。

スタンプラリーに景品のみを目的として参加する層は決して多くはありません。高価な景品でなくても参加は見込めるため、すべての人に行き渡る景品を準備して「イベント後に情報発信してくれる層」の集客を目指しましょう。

シヤチハタではスタンプラリーのスタンプや台紙から景品などの関連ツールまで手配をサポートしています。イベントの集客コンテンツとしてスタンプラリーを検討している方は、ぜひ専用サイトをご覧ください。

スタンプラリーでは景品表示法に注意する

スタンプラリーなどのイベントで景品などを配る際、「景品表示法(景表法)」に注意する必要があります。

「景品表示法(正式名称:不当景品類及び不当表示防止法)」とは、消費者の利益を保護するためにつくられた法律です。商品・サービスの品質や価格などの不当表示を規制し、過大な景品類の提供を行わないように景品類の最高額や総額などを制限しています。

仮に、商品を実際よりも良く見せる表示をしてしまうと、消費者は商品の価値を正しく判断できません。場合によっては消費者が不利益を被ることもあるため、法律で厳しく規制しているのです。

スタンプラリーで配布するアイテムも景品表示法では「景品」にあたるため、違反しないように注意しなければなりません。配布方法によって景品規制「一般懸賞」「共同懸賞」「総付景品」に分類されるため、イベントで扱うノベルティが何に分類され、どういう規制があるのかを必ずチェックしてください。

スタンプラリーの景品を充実させよう

スタンプラリーは、イベントの集客に役立つコンテンツです。文具などを活用しながら、自社にしかできない素敵なスタンプラリーを企画してください。企画内容と景品の相乗効果で、集客や開催後の参加者による発信の最大化を図りましょう。

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