ブラシレタリングの書き方
ブラシレタリングの書き方
Shachi・iroレシピ
2022.12.01(更新日 2023.03.31)

レタリング作家が教える!
書き方のコツをbechoriさんがご紹介♪

レシピを教えてくれた作家さん

bechori

bechori

神奈川県横浜市出身。レタリング作家。
様々な画材を使って文字を書く楽しさをSNSやワークショップなどで発信。
     

誕生日や記念日に贈るメッセージカードに素敵な文字が書いてみたい!でも、難しそう…そんなあなたにハンドレタリングのコツを動画でご紹介♪
初心者にもわかりやすい基本の書き方をお教えします!

はじめに

〈ブラシレタリングとは?〉
穂先がしなる筆ペン=ブラシペンを使ってアルファベットをデザインするように書くことを「ブラシレタリング」と呼びます。
最大の特徴は筆圧をコントロールして線に強弱をつけ、メリハリをつけながら文字を書くこと。
この太い線と細い線を使い分けて文字を書いていきます。

上から下の線はペン先を紙に押し当てるように
圧をかけ、穂先の腹全体で太く書きます。
(書くときにキシキシと音がするくらいが良いでしょう。)

下から上の線は力を抜き、穂先の先端を使って細く書きます。

一見すべての文字がつながっているので一筆書きのように見えますが、実際は1文字ずつ、さらには線を一本ずつ分解して書いていきます。
それらを重ねて連ねていくことで文字を繋げていくのです。
文字は線の集合体、単語は文字の集合体として考えると良いでしょう。

準備するもの

・紙またはトレーシングペーパー
 ※紙は表面が滑らかな上質紙がおすすめです。罫入りの紙にトレーシングペーパーを重ねて書くのも良いでしょう。
 ※目の粗い画用紙などを使うとペンの穂先がすぐに傷み、綺麗な線が書けなくなってしまいます。
 ※方眼罫やドット罫入の紙を使うと、文字の大きさや高さを揃えやすくなり文字全体のバランスを整えやすくなります。

使用するシヤチハタ商品

Artline StiX BRUSH MARKER スティックス ブラッシュマーカー
Artline StiX BRUSH MARKER スティックス ブラッシュマーカー
三角形のグリップで持ちやすく、ペン先の向きを変えずに、筆記線の太い細いが自由自在に描けます。

つくりかた

Artline Stix ブラッシュマーカー(今回はスカイブルーを使用)

1. ペン先近くではなく少し上の方を持ち、紙に対して立てずに寝かせるようにして構えると◎

立てて構えると、滑らかな曲線が書きづらくなってしまいます。

2.大文字Tを書く。
1画目:ペン先を紙に押し当てるように圧をかけ、ペン芯全体を使って太い縦の線を書く。
2画目:横線は自然に書く。

ペンを上から下にゆっくりと動かし、線が最初から最後まで常に一定の太さになるよう意識してください。

3.小文字hを書く。
1画目:上から下に太く長い縦線を書く。
2画目:ペン芯の先だけで線を細くして上げ、線をカーブさせながら筆圧を加え線を太くして下ろす。さらに下でカーブさせながら筆圧を抜き、線を細くしてしっかり上げる。

2画目は1画目の縦線の根元に重ねるように書きだしてください。

4.小文字aを書く。
1画目:時計の2時の場所から線を細くして上げ、頂点でカーブさせながら筆圧を加え線を太くして下ろす。
さらに下で線をカーブさせながら筆圧を抜き、線を細くして楕円にする。
2画目:楕円のつなぎ目に重ねるように太い線を書き、下でカーブさせながら筆圧を抜き、線を細くしてしっかり上げる。

1画目の楕円のふくらみをhの終わりの線に重ねてぶつけるように書くと、hとaが自然につながります。

5.小文字nを書く。
1画目:aの終わりの線に重ねるようにして上から下に太い縦線を書く。
2画目:hの書き方と同様の筆圧加減で強弱をつけてカーブを書き、線を細くしてしっかり上げる。

2画目は1画目の縦線の根元に重ねるように書きだしてください。

6.小文字kを書く。
1画目:上から下に太く長い縦線を書く。
2画目:縦線の根元から右にふくらんだ曲線を書き、一度紙からペンを離す。
3画目:2画目の線の終わりから、下でカーブさせながら強弱をつけて書き、線を細くしてしっかり上げる。

1画目をnの終わりの線に重ねるようして書くと、nとkが自然につながります。

7.小文字yを書く。
1画目:下から上へ細い線で書き始め、上でカーブさせながら線を太くして下ろす。さらに下でカーブさせながら線を細くして上げる。
2画目:上から下に太い線を下ろし、下で線をループさせながら線を細く書く。そのまま右上にしっかり上げる。

2画目は1画目の線の終わりに重ねるように書きだしてください。

8.小文字oを書く。
1画目:aの書き方と同様の筆圧加減で楕円を書く。
2画目:次のuにつなげやすいように、短い横線をつけ足すようにして書く。

1画目の楕円のふくらみをyの終わりの線に重ねてぶつけるように書くと、yとoが自然につながります。

9.小文字uを書く。
1画目:oの終わりの線に重ねるようにして上から下に太い線を下ろし、下でカーブさせながら線を細くして上げる。
2画目:1画目と同様の線をもう一度書き、線を細くしてしっかり上げる。

2画目は1画目の線の終わりに重ねるように書きだしてください。

10.Thank youの完成!

文字の傾斜・文字同士の間隔・レイアウトなど全体のバランスをチェックしましょう。

シヤチハタにお任せください