ルアーコーティングのやり方とは?おすすめのコーティング剤やメリット・デメリットも紹介

ルアーコーティングのやり方とは?おすすめのコーティング剤やメリット・デメリットも紹介
ルアーコーティングのやり方とは?おすすめのコーティング剤やメリット・デメリットも紹介
2024.04.25(更新日 2024.05.02)

「ルアーコーティングにチャレンジしてみたいけれど、やり方がわからない……」とお困り方も多いのではないでしょうか?作業方法やコーティング剤にはさまざまな種類があり、どれを選べばいいか悩んでしまいますよね。

この記事では、ルアーのコーティング方法をわかりやすく解説します。ルアーカスタムにおすすめのコーティング剤と正しいやり方がわかる内容になっていますので、ぜひ参考にしてください。

ルアーコーティングのやり方

ルアーコーティングの代表的なやり方には、次の4つがあります。それぞれ適した用途が異なるため、コーティングを行う際には注意が必要です。以下では、各方法の特徴や違いをみていきましょう。

ドブ漬け

コーティング剤にルアーをそのまま漬け込むことを「ドブ漬け」といいます。ドブ漬けは、作業工程が少なくコツもいらないため、初心者でも気軽にチャレンジできるコーティング方法です。全体をきちんと漬け込めるよう、コーティング剤を入れるボトルは縦長のものを選びましょう。ただ、コーティング剤を一度に激しく消費するため、コストパフォーマンスはイマイチです。

スプレー

スプレーコーティングは、初心者でも手軽に作業できる方法です。サッと吹きつけるだけで均一なコーティングが可能であり、重ねがけもしやすいでしょう。しかし、スプレーコーティングは、狭い範囲への吹きつけや繊細な作業には向きません。

ブラシ

ブラシを使い、液をルアーに直塗りする方法もよく行われているコーティング方法です。コーティング剤の量が調節しやすく、ブラシの大きさを変えることで細かい作業にも適しています。ただし、ブラシを使ってムラなくきれいに塗布するためには、コツと慣れが必要です。

マニキュア

狙った部分のみをピンポイントでカバーしたいときには、マニキュアによるポイントコーティングが便利です。マニキュアによるポイントコーティングは、リペイントにも使えます。ポイント用のコーティング剤は、釣具用アイテムとして100均一ショップなどでも販売されているため、手軽に入手できるでしょう。また、コスメのマニキュアでも代用できます。

おすすめのルアーコーティング剤

一口にコーティング剤と言っても、その種類は多種多様です。コーティング剤は、それぞれ性質と仕上がりが異なります。目的に応じて適したコーティング剤を選べるよう、以下で特徴と使い方を注意点とあわせて確認しておきましょう。

ウレタンコート

ウレタンコートとは、高分子の樹脂から作られたコーティング剤です。常態は液状で空気に触れると硬質化する1液タイプと、主剤と硬化剤を混ぜ合わせると固まる2液タイプの2種類があります。幅広い素材に使用でき、厚く強固な皮膜を形成することが特徴です。

セルロースセメント

セルロースセメントとは、植物の細胞・繊維の主成分をニトロ化した物質に、溶剤や可塑剤などを混ぜ合わせたコーティング剤です。一般的に、ラッカーとも呼ばれます。乾燥時間が短く、薄い皮膜を形成します。塗り重ねることで、高強度のコーティングができるでしょう。ただし、セルロースセメントには、トルエンなどの有害物質が含まれている場合があるため、多量に吸い込むのは危険です。安全のため、作業は風通しの良い場所で行い、定期的に換気してください。

エポキシレジン

エポキシレジンとは、熱もしくはUVで硬化する性質の合成樹脂です。厚みと硬さがあり、幅広い耐性を持ちます。ただし、エポキシレジンは硬化までに時間がかかるところが難点です。また、靭性が低く、ひび割れしやすいという特徴もあります。経年劣化で白く変色することもあるため、定期的なメンテナンスが必要です。

ルアーにコーティングを施すメリット・デメリット

ルアーコーティングは、ただ見た目が変わるだけではなく、釣りをする方にとってうれしい効果があります。一方で、コーティングは扱いが難しい面もあるため、人によってはデメリットと感じるかもしれません。コーティングを行う際は、メリット・デメリットを正しく理解したうえで作業に取りかかりましょう。

メリット

ルアーをコーティングするメリットとして、主に次の3つが挙げられます。

  • ツヤが出て滑らかな触り心地になる
  • 塗装の剥離やキズ・破損を防ぐ
  • フックサークルができにくくなる

コーティングを施すことで、ルアーの質感が向上します。特に、塗装・リペイントしたルアーはそのままだと剥がれやすいため、コーティングが必須です。また、コーティング剤が防護膜となり、ルアーを保護してくれます。結果的にリペア回数が減り、コストの節約にもつながるでしょう。

また、コーティングされたルアーは、フックとの接触がソフトです。フックサークルができるのを防ぐだけではなく、不要なノイズの発生も抑えてくれます。

■ルアーのリペイントにおすすめのアイテムはこちら

Artline IREGUI MARKER イレグイマーカー
Artline IREGUI MARKER イレグイマーカー
今なら大漁祈願をした『ロゴステッカー』をプレゼント中!

釣果を伸ばしたい釣り人必携!ルアーへの着色&ケイムラ(蛍光)加工マーカー
★★★★
レビュー(145)

ルアーの着色・色替えに最適な釣り人必携のペンです。インキには耐水性・速乾性に優れた油性塗料を採用し、ルアーを鮮やかに彩ります。カラーは、本体色を変えることなくUV反射効果のみ与えられるクリアを含む全9色をラインナップ。ブラッシュタイプのペン先で、曲面にも塗りやすいのが特徴です。

デメリット

コーティングのデメリットは以下のとおりです。

  • コーティング剤の取り扱いが難しい
  • 作業にや処理に手間がかかる
  • 経年劣化する

コーティング剤は種類によってそれぞれ性質が違うため、取り扱いに知識とコツがいります。空気に触れると固まりやすくなるため、作業は素早くおこなわなければなりません。チリやホコリの混入にも、細心の注意が必要です。あわせて、気温・湿度の差で扱い方が異なる点にも注意してください。塗布後は乾燥に時間がかかるうえ、匂いも気になるため、処理が面倒に感じる方もいるかもしれません。また、コーティング剤の種類によっては時間の経過で変色・変質が生じやすいことも把握しておきましょう。

ルアーをきれいにコーティングするポイント

「ルアーコーティングがなかなかうまくいかない……」そんな方は、作業前後に誤った準備や処理を行っているのかもしれません。そこでここからは、ルアーをきれいにコーティングするために押さえておくべき3つのポイントをご紹介します。

作業環境を整える

コーティング作業を行う際は、極度な高温・低温および高湿度を避けましょう。コーティング剤の硬化速度は、周囲の温度によって変わるためです。高温の環境下では速く固まるものの、硬化が不均一で脆くなってしまいます。また、空気中の水分量で硬化するタイプのコーティング剤を用いる際は、湿度管理にも細心の注意が必要です。

下準備を行う

コーティングする前には、クリーナーやアルコール薬剤などでルアーをクリーンアップしてください。ルアーに汚れや水分が付着したままだと、被膜の剥離や変色が起こりやすくなります。また、仕上がりや見た目にも悪影響です。劣化したルアーにコーティングを施す場合は、研磨して凹凸をなくしておくと密着度が高まり持ちがよくなるでしょう。

乾燥時間を十分に取る

完全に硬化していないコーティング剤は、強度が弱く、剥がれやすいものです。塗布後は乾燥時間を長めに置き、しっかり硬化させるまで触れてはいけません。コーティング剤は種類によって乾燥時間が異なるため、あらかじめ性質の違いをしっかりと把握しておきましょう。

お気に入りのルアーはコーティングして補強しよう!

ルアーコーティングには、さまざまなやり方があります。それぞれに適した用途とコーティング剤の違いを理解し、環境や下準備を整えたうえで作業を行えば、決して難しいことはありません。愛用のルアーを長持ちさせるためにも、ぜひコーティングにチャレンジしてみてくださいね。

 ✓ 話題の商品! 
petacchi

シヤチハタにお任せください