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年末調整には訂正印がいらない?押印を推奨する理由と間違えたときの訂正のやり方

年末調整には訂正印がいらない?押印を推奨する理由と間違えたときの訂正のやり方
年末調整には訂正印がいらない?押印を推奨する理由と間違えたときの訂正のやり方
2024.09.24(更新日 2026.03.27)



年に1度の年末調整は、記入項目が多く、書き間違いや計算ミスしやすい業務です。デジタル化やハンコレス化が進む中で、「訂正印が必要なのか」と迷う方も多いのではないでしょうか。

結論から言えば、年末調整の書類に訂正印は必須ではありません。しかし、業務をスムーズに進める上では、訂正印を活用するのが現在でも一般的で賢い選択と言えます。

この記事では、訂正印が不要になった根拠と、それでも押印が推奨される理由、そして万が一間違えた際の正しい訂正方法を詳しく解説します。

年末調整で訂正印が「原則不要」になった理由

まず、年末調整書類の修正に訂正印がいらない根拠と、不要でも押印をおすすめする理由をお伝えします。あわせて、年末調整で間違えたらどうなるのかもみていきましょう。 

年末調整書類の修正に訂正印がいらない根拠 

以前は年末調整書類への押印が必要でしたが、税制改正により2021年4月1日以降、大半の税務関係書類において押印が不要となりました 。実印や印鑑証明が必要な一部の例外を除き、年末調整の申告書もこの対象に含まれています 。 

書類に押印欄がある場合でも、基本的には本人確認のための押印や、ミスを修正する際の訂正印は義務付けられていません 。 

それでも訂正印のなつ印が望ましい理由

法律上はふようであっても、ビジネスの現場では「誰が責任をもって修正したか」を明確にするため、訂正印を押すのが通例です。訂正印があることで、社内でのチェック時に「修正済みであること」がひと目でわかり、二重線だけの修正よりも信頼が高まります。現在、年末調整の押印は任意であり、訂正印を押していると誤りになるわけではありませんので、ミスした部分には訂正印を押しておくほうが無難でしょう。 

年末調整で間違えたときの正しい訂正方法 

訂正印を使った年末調整書類の修正方法

書き間違いを見つけた際、良かれと思って修正テープなどを使うのはNGです。公的書類としての信頼性を保つため、正しい手順を守りましょう。 

1. 修正液や修正テープは「厳禁」 

年末調整書類の修正に、修正液、修正テープ、消せるボールペンの使用は認められていません。これらの方法で修正すると、後から改ざんされる恐れがあるため、書類としての不備(受理不可)とみなされる可能性があります。 

正しい修正の手順 

  • 二重線を引く: 間違えた箇所を二重線で消します 。 
  • 訂正印を押す: 二重線の上、あるいはその付近に訂正印を押します 。 
  • 正しい内容を記入: 余白部分に正しい情報を記入します 。 

なお訂正の際は、通称「シヤチハタ印」と呼ばれるインキ内蔵印(浸透印)を押印しても構いません。シヤチハタ印の使用は不可という見解もあるものの、そもそも押印自体が必須ではないため、社内規定上で問題なければ使用できます。

心配なときは、税務署への提出用の書類には印鑑、社内保管分にはシヤチハタ印を押すというように使い分けるのも一つの手です。 

事務作業をスマートにする!おすすめの訂正印

年末調整の時期に一本持っておくと重宝する、シヤチハタの訂正印シリーズをご紹介します。 
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ネーム6 

6mmサイズの訂正印です。インキ浸透型のため、朱肉いらずなので朱肉を用意する手間がなく、狭い記入欄にもポンポンとなつ印できます。書体やレイアウトも豊富で、ビジネスシーンに最適な自分だけの一本を作成可能です。

シャチハタ ネーム6【別注品】
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販売価格 ¥ 2,090
小さくキレイに捺せる、6mmの訂正印。
★★★★
レビュー(117)

キャップレス6 

キャップ不要でより実用性を高めた6mmサイズの訂正印。ロック機能が付いているため、持ち運びの際にインキが漏れる心配がありません。金属製クリップ付きで胸ポケットにさしてスマートに使用できます。歩きや出先でのなつ印の際もスマートです。 

キャップレス6【別注品】
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販売価格 ¥ 1,980
キャップ不要の6mm訂正印。金属製のクリップを採用。
★★★★
レビュー(61)

QOOM
1本で2役!認印と訂正印の両方が備わった、キャップレスのツインタイプです。スライドボタンの採用により、なつ印からロックまでを片手でスムーズに行えます。ペン型のロングボディには便利なバインダークリップが付いており、胸ポケットからの出し入れもスマートです。 

シャチハタ QOOM キューム【別注品】
QOOM キューム【別注品】
販売価格 ¥ 3,080
立ち仕事の現場の声から生まれた、キャップレスタイプのツインネーム印
★★★★
レビュー(52)

間違いはいつまで直せる?年末調整の訂正時期と修正方法 

年末調整のミスに気づいた場合、その時期によって対応方法が異なります 。適切な手続きを行わないと、従業員に不利益が生じる可能性があるため注意が必要です。  

当年分の修正:1月31日までなら社内で訂正可能

書類の不備を翌年の1月31日(法定調書の提出期限)までかつ源泉徴収税の納付前に発見した場合は、社内での訂正が可能です 。会社側で書類を修正し、差額分の税額を精算することで問題を解決できます 。一方、すでに源泉徴収税の納付が完了し、源泉徴収票が交付された後にミスが発覚した場合は、原則として会社側での訂正はできません 。その場合は、従業員本人が「確定申告」を行うことで修正を申請する必要があります 。 

年度分の修正:過去のミスは「修正申告」または「更正の請求」を 

過去数年分の申告漏れや計算ミスを見つけた場合は、以下の手続きが必要です。

  • 税金を少なく申告していた場合(過少申告): 「修正申告」を行い、不足分の税金と追徴課税を納付します 。期限を過ぎてから指摘を受けた場合、延滞税や過少申告加算税(悪質な場合は重加算税)が課されるおそれがあるため、早急な自発的申告が重要です 。 

  • 税金を多く納めすぎていた場合(過大申告): 「更正の請求」という手続きを行うことで、払いすぎた税金の還付を求めることができます 。確定申告の期間中であれば、修正して清算の手続きを行いましょう 。 

年末調整でよくある訂正が必要なケース

年末調整のように煩雑な業務にはミスが付きものですが、特に以下4つのケースでよく訂正が行われているため、あらかじめ注意しておいてください。 

  • 記載内容の誤り : 氏名、住所、マイナンバーなどの基本情報の転記ミス 。 
  • 扶養親族の人数の変更  結婚、離婚、出産などによる扶養状況の変化 。 
  • 従業員本人やその配偶者の年収と見込み額との乖離  配偶者控除などの判定に関わる、本人や配偶者の見積額と実際の年収の差 。 
  • 保険料および住宅ローン控除の申告漏れ : 生命保険料や住宅ローン控除の証明書が後から届いた場合の未記入 。 

書類にミスがあると、延滞税や過少申告加算税などの追徴課税が発生する恐れもあるため、速やかな修正が不可欠です 。 

記載内容の誤り

氏名、住所、マイナンバー、そして各種金額の誤記や未記入は、税務署からの指摘対象となります 。影響が極めて小さな誤りであればそのままでも問題ない場合もありますが、控除額や本人確認に直結する重要項目のミスは、必ず正しい内容に訂正してください 。 

結婚や出産による「扶養親族の変更」

書類を提出した後に、基準日までの間で家族構成に変化があった場合も訂正が必要です 。結婚、離婚、死別などで扶養親族が増減すると、適用される控除額が変わるためです 。また、出産によって扶養親族が増えた場合、夫婦それぞれの年収によっては「所得金額調整控除」の対象となることがあり、正確な再申告が求められます 。 

年収の「見積もり」と「確定額」の大幅なズレ

年末調整の書類には所得を「見込み額」で記入するため、実際の年収が確定した際に大きな差が出ることは珍しくありません 。配偶者(特別)控除の額などは所得額に応じて変動するため、申告済みの金額と実際が異なる場合は修正が必要です 。ただし、翌年以降の給与改定による差額などは、当該年の所得として訂正が不要なケースもあります 。 

保険料および住宅ローン控除の申告漏れ

保険料控除や住宅ローン控除の申告漏れや、申告時にまだ控除証明書が届いていないことによる未申告の場合、訂正の対象となります。これらは還付される税金の額に直接影響するため、証明書が揃い次第、速やかに訂正の手続きを行いましょう 。

年末調整のミスをゼロに!業務を円滑に進める3つのコツ  

そもそも、年末調整ではじめからミスしないことこそスムーズな業務遂行のポイントです。間違いを防ぐためには、次の3点を押さえておきましょう。 

  • 繁忙期を見越した「早めの準備」
  • 従業員への「事前周知」と「マニュアル配布」
  • 申告前のチェックを徹底する 

繁忙期を見越した「早めの準備」

12月は決算や年度末の締め作業が重なり、多くの企業にとって繁忙期となります 。
年末調整以外の業務が山積みになる前に、早めに準備へ着手することが重要です 。 

  • 具体的な対策: 従業員が記入する書類は余裕を持って配布し、チェックの時間を十分に確保できる期限を設定しましょう 。 

従業員への「事前周知」と「マニュアル配布」

担当者だけでなく、従業員一人ひとりに「不備のない書類提出」を意識してもらうことで、申告ミスは大幅に減少します 。 

  • 具体的な対策: 最新の家庭状況や所得情報の共有に協力を仰ぐとともに、正しく記入してもらうよう呼びかけを徹底します 。 
  • 親切な工夫: 年末調整は慣れない従業員にとって難しい作業です。よくある間違いをまとめた簡単なマニュアルを事前に配布しておくと、問い合わせや差し戻しの手間を格段に減らせます 。 

毎年変わるルールに対応する「ダブルチェック体制」 

年末調整は取り扱う書類も多く、毎年ルールが変わる非常に煩雑な業務です。そのため、単独の担当者のみで確認していると間違いに気づかないまま申告してしまうおそれがあります。細かいミスの見落としを防ぐためには、複数人によるダブルチェックが好ましいでしょう。 

年末調整のミスは訂正印ですみやかに修正を!

年末調整のミスの修正は訂正印を用いるとスムーズです。法的には不要であっても、申告業務における正確性の向上のため、訂正印の活用をおすすめします。ビジネスで使いやすい訂正印をお求めなら、イチオシはシヤチハタの「ネーム6」シリーズ!「シヤチハタオフィシャルショップ」では多彩なバリエーションを取り揃えていますので、ぜひチェックしてみてくださいね。 

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